安蘇山塊末端 千部ヶ岳 2010年1月10日
林道が狭くなる手前で車を置く | 千部ヶ岳遊歩道入口 |
遊歩道案内看板。千部ヶ岳山頂には行かないようだ |
陣地から下山して秋山川沿いを下り、市街地手前で左に曲がって鍋山方面を目指す。途中、出流山の案内標識に従って採石場内を縫うように走る県道の峠を越え、えらい急傾斜の坂を下って次の谷沿いの県道に合流、遡上していくと出流山の入口を通過、まだ時刻が早いので静まり返っている。目的の林道はこの先に入口があるはずで注意しながら走行すると左手に鋭角に上がる舗装道路を発見、おそらくこれで間違いないだろう。最初からダートかと思いきや道幅は細いながら完全舗装で、どこまで舗装が続いているのだろうか。やがて左岸斜面から谷筋に道が移り、道幅が狭まる手前の路肩に車を置いて歩くことにした。そこには案内標識があり、見てみると千部ヶ岳の山腹を通る遊歩道があり、ここがちょうどその入口になっていたのだった。途中まで遊歩道を歩き、適当に斜面を登って山頂を目指せばいいだろう。
杉木立の遊歩道を登る | 廃林道?に出る |
適当に斜面を登る | 再び遊歩道に出た |
遊歩道はジグザグを切って高度を上げ、ある程度上がってからは南に巻き始め、林道のような道幅が広い別の遊歩道に出た。たぶん遊歩道はこのまま南に巻くのだろうと、この先は斜面をまっすぐ登ることにする。杉の植林帯で藪は無く、適当に登っていくと遊歩道入口には書かれていない遊歩道が出現した。どこに行く道なのか分からないが、山頂は北側らしいのでそちらに向かう方向へと水平に進んでいく。このまま稜線を巻くのかと思ったら途中で登り始め、うまくいけば山頂へと導いてくれそうだ。
遊歩道が続く | 稜線に出たら遊歩道を外れて南に歩く |
千部ヶ岳山頂 | 山頂標識があった |
稜線へ到着し、もっと標高が高い北側になおも道が続いているが、ここでGPSで山頂を確認すると逆の南側が山頂と出ている。遊歩道を離れて植林帯を緩やかに登ってピークに出るが、まだ山頂は先のようだ。踏跡を辿って南下すると少し開けたところに山頂標識があり、ここが千部ヶ岳山頂だった。山名事典にしか掲載されていないピークだが、地元ではそこそこ知られた山らしい。東側の視界はあるが他は樹林が邪魔している。
踏跡は無いが南にまっすぐ下る | 遊歩道の下は檜幼木帯 |
次は谷を挟んだ反対側の剣が峰なので、谷に向かってまっすぐ下ることにする。ただし、谷まで下るので少し上流方向に下ったほうが標高を損しなくて済むので、やや進路を右(北)に振るのが良かろう。最初は植林帯の境界を西へ下り、遊歩道を突っ切って檜の幼木植林帯を右斜めに下っていく。ここは鹿道が多く糞も多数落ちていた。
幼木帯が終わって見上げる | 林道が見えてきた |
やがて幼木帯が終わると林道が見えて、剣が峰の登りにとりかかった。
所要時間 10:26 遊歩道入口−−10:50 千部ヶ岳−−11:05 林道
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